Vtuber切り抜きのガイドラインまとめ(2026年版)
「そもそも切り抜いていいのか」「収益化はできるのか」——切り抜き師が最初にぶつかるのはこの疑問です。しかも2025年、にじさんじとホロライブはどちらもガイドラインを改定しました。このページでは両社の公式ガイドラインに書かれている内容だけを整理し、登録の要否・クレジットの書き方・収益化・禁止事項を比較します。
最初に:一次情報は必ず公式ページで
この記事は公式ガイドラインの要約です。ガイドラインは改定されますし(下記のとおり2025年に両社とも改定されています)、記事は改定に遅れることがあります。実際に投稿する前に必ず公式ページ本文を読んでください。法的な助言ではありません。
- にじさんじ:ANYCOLOR株式会社「ANYCOLOR二次創作ガイドライン」 — anycolor.co.jp/guidelines/(2025年5月23日改定)
- ホロライブ:カバー株式会社「二次創作に関するガイドライン」 — hololivepro.com/terms/(2025年8月20日改訂)
結論:2025年から「登録」が入りました
いちばん見落とされやすい変更点です。以前は「ガイドラインの範囲内なら申請不要」という理解で足りましたが、切り抜きについては状況が変わりました。
にじさんじ(ANYCOLOR)は2025年5月23日の改定で、切り抜き動画の制作・投稿が登録制になりました。公式が案内する「【にじさんじ】切り抜きチャンネル登録用フォーム」から自分の切り抜きチャンネルを登録する必要があります。登録した情報は、問題が起きたときや削除依頼が必要になったときの連絡先として使われます。
ホロライブ(カバー)も、ガイドライン本文で「下記のフォームからご自身の切り抜き動画チャンネルを登録するようお願いいたします」と案内しています。登録しておけば削除措置の前に連絡が来るため、いきなりチャンネルにペナルティが付くリスクを下げられます。
つまり「黙って切り抜く」時代ではないということです。チャンネルを長く運営したいなら、最初に登録を済ませておくのが正解です。
2社の違い(比較表)
同じ「切り抜き」でも事務所によって条件が違います。とくに収益化の扱いとクレジットの書き方が異なります。
| 項目 | にじさんじ(ANYCOLOR) | ホロライブ(カバー) |
|---|---|---|
| 切り抜きの可否 | ガイドラインの範囲内で可 | ガイドラインの範囲内で可 |
| チャンネル登録 | 登録制(2025年5月23日改定)。専用フォームから登録 | 公式フォームからの登録を案内 |
| 収益化(広告収益) | ガイドライン上に切り抜きの収益化についての明記なし。判断できないため公式に確認を | 明確に許可。YouTube・ニコニコ動画等のパートナープログラム/クリエイタープログラムを活用した広告収益を含む収益化機能の利用が認められている |
| クレジットの書き方 | 概要欄等のわかりやすい箇所に、元となった配信・アーカイブのURLを貼付 | 概要欄の冒頭に、元動画のURLと元動画のタイトル |
| 有料・限定コンテンツ | 公開アーカイブを前提。有料・限定配信の取り扱いは公式本文を確認 | 禁止。メンバーシップ限定動画、チケット制ライブ動画その他の有料コンテンツは対象外 |
| アーカイブ公開前の投稿 | 公式本文を確認 | 禁止。元配信のアーカイブが公開される前に切り抜きを投稿してはいけない |
| ContentID登録 | 公式本文を確認 | 禁止。ContentID等で自己の著作物として自動識別機能に登録することは不可 |
「公式本文を確認」と書いた欄は、禁止されているという意味ではなく、そのページに明記がなかったという意味です。推測で埋めるより、公式に問い合わせるほうが安全です。
にじさんじ(ANYCOLOR)の禁止事項
ガイドラインは、切り抜きに関して次のような行為を禁止しています。要約ではなく趣旨が変わらないよう、原文の表現に近い形で挙げます。
- 公式ライバーの言動または配信内容に対して誤解を生じさせるよう誘導する行為
- 誤情報または虚偽情報の流布に繋がる行為
- 会社または公式ライバーの名誉や信用の毀損に繋がる行為
- サムネイルに、本意とは離れた内容または刺激的な内容の文字・画像を使うこと
実務的に言えば、切り取り方で意味が変わってしまう編集と釣りサムネが明確にアウトです。「面白くするために文脈を落とす」のは、規約違反になりうるという意識を持っておきましょう。
ホロライブ(カバー)の禁止事項
- 元配信のアーカイブが公開される前に切り抜きを投稿すること
- ContentID等の登録を含む、自己の著作物としての自動識別機能の登録
- メンバーシップ限定動画やチケット制ライブ動画その他の有料コンテンツの切り抜き
逆に言えば、公開アーカイブ・冒頭にURLとタイトル・ContentID登録なしを守れば、収益化まで含めて認められているということです。ホロライブの切り抜きが多いのはこの明確さも理由でしょう。
個人勢・その他の事務所はどう確認する?
大手2社以外は、ガイドラインの有無も内容もばらばらです。次の順で確認するのが確実です。
- 配信者本人のチャンネル概要欄。切り抜きの可否を書いている人が多いです。
- 所属事務所の公式サイトの「ガイドライン」「二次創作」「利用規約」ページ。
- 配信のタイトル・概要欄の注記。単発の案件配信やコラボは通常と扱いが違うことがあります。
- それでも分からなければ切り抜かない。もしくは本人に確認する。判断できない素材でチャンネルを危険にさらす価値はありません。
コラボ配信は特に注意が必要です。登場する演者ごとに所属が違えば、適用されるルールも複数になります。片方が許可していても、もう片方が禁止していれば投稿できません。
投稿前チェックリスト
- 切り抜きチャンネルを公式フォームで登録したか
- 素材は公開アーカイブか(メンバー限定・有料・アーカイブ公開前ではないか)
- 概要欄の冒頭に元動画のURL(ホロライブはタイトルも)を書いたか
- コラボなら登場する全員の所属のルールを満たしているか
- 編集で意味が変わっていないか、サムネが釣りになっていないか
- 収益化する場合、その事務所のガイドラインが収益化を認めているか
- ContentID等に自分の著作物として登録していないか
ルールを守ったうえで、作業を軽くする
ガイドラインを守る作業(登録・URL記載・素材の選別)は人間がやるしかありません。逆に数時間のアーカイブから場面を探して縦型に組み直す作業は自動化できます。
VTubeClipは配信URLを貼るだけで、音声解析で盛り上がっている場面を見つけ、モデルとゲーム画面の両方が入るように9:16へ再構成します。生成AIは使いません——文章も映像も音声も生成・合成せず、実際の配信映像をそのまま切り抜くだけです。だから出来上がった映像と音声は配信者本人のものであり続けます。これはガイドライン遵守の観点でも重要な違いです。
従量課金で、Googleログインすると無料のスタータークレジットが付きます。配信URLで試す。
よくある質問
にじさんじの配信を切り抜いてもいいですか?
ANYCOLOR株式会社の二次創作ガイドラインの範囲内であれば認められています。ただし2025年5月23日の改定で切り抜き動画の制作・投稿は登録制になり、「【にじさんじ】切り抜きチャンネル登録用フォーム」への登録が必要です。概要欄などのわかりやすい箇所に、元となった配信・アーカイブのURLを貼ってください。
切り抜きチャンネルの登録は必須ですか?
にじさんじ(ANYCOLOR)は2025年5月23日の改定で登録制に移行しました。ホロライブ(カバー)も公式フォームからの切り抜きチャンネル登録を案内しています。登録しておくと、問題があったときに削除の前に連絡を受けられるため、チャンネルへのペナルティを避けやすくなります。
切り抜き動画で収益化してもいいですか?
ホロライブ(カバー)のガイドラインは、YouTubeやニコニコ動画などのパートナープログラム・クリエイタープログラムを活用した広告収益を含む収益化機能の利用を認めています。一方でにじさんじ(ANYCOLOR)のガイドラインには切り抜きの収益化についての明記がありません。事務所ごとに扱いが異なるため、必ず公式ページを確認してください。
クレジットには何を書けばいいですか?
にじさんじは概要欄などのわかりやすい箇所に元配信・アーカイブのURLを貼ることを求めています。ホロライブは概要欄の冒頭に元動画のURLと元動画のタイトルを記載するよう求めています。どちらも視聴者が元配信にたどり着けることが目的なので、URLは省略せず本文の先頭に置くのが安全です。
メンバーシップ限定配信は切り抜けますか?
できません。ホロライブのガイドラインはメンバーシップ限定動画やチケット制ライブ動画などの有料コンテンツの切り抜きを禁止しています。公開されているアーカイブのみを対象にしてください。またホロライブでは元配信のアーカイブが公開される前に切り抜きを投稿することも禁止されています。
コラボ配信はどちらのルールに従うのですか?
登場する演者すべての所属のルールを満たす必要があります。片方の事務所が認めていても、もう片方が禁止していれば投稿できません。コラボは切り抜きどころが多い反面、確認の手間も増えます。